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なにかあり/とくになし

限りなくネガティヴ、何となくポジティヴ

先日、銀座線の中で
若い男子がふたり立ち話をしていた。


右「こないだ『小●●●』って映画観に行ったんだ」
左「ふーん」
右「おまえ、あれ観た方がいいぜ」
左「おもしろいの?」
右「いやおもしろいもなにも、ひどいんだ」
左「全然薦めてないじゃん」
右「いやいやいやいや。あんなひどい映画初めて観たって意味でさ」
左「ふーん、ひとに薦めたくなるくらい、つまらないの?」
右「うん。何ていうか、すごかった」
左「ふーん、行ってみようかな」
右「ラクロスのシーン、超速いよ、球が」
左「ふーん、そこはいいとこなんだ」
右「でも、ひでえよ」
左「ふーん」


ふーん5回。


妙にオフビートな会話。
このテンポ、意外と今風ってことなのか。


限りなくネガティヴ・キャンペーンのようで
何となくポジティヴだ。
左の男子は結局観に行ったのか気になる。


なお、この会話の採録
映画本編の評価について判定をくだすものではなく
客観的に再現したものです。