幻のコピー
H夜書房の編集者、T橋さんとは
朝妻一郎「ヒットこそすべて」で
初めて一緒に仕事をした。
でも、
そのお顔はずいぶん前から知っていた気がして、
90年代からいろんなライヴハウスで
お互いに誰とも知らず一緒に居合わせたと記憶しているし、
何よりも高田馬場でぼくが働いていた中古レコード屋の
お客さんだったはずだ。
すっかり忘れていたのだが、
何年か前に
クレイジーケンバンドのことで
メールのやりとりをしたのも思い出した。
この一年でようやく
顔・文字・名前が
一致したのだった。
T橋さんは普段は
「月刊オー●ィション」という雑誌の編集をされている。
今月号のうしろのページに
自社広告として「ヒットこそすべて」が宣伝されているのだが
その広告のキャッチコピーに
ぼくが本のオビ用に提案し
結果的に不採用になった幻のコピーが使われている。
「使わせていただきました」と
恥ずかしそうに教えてくれた。
T橋さん、好きだなあ。