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なにかあり/とくになし

公家のプーさん

毎日の道すがら
コンビニの前を何軒か通る。


お気に入りが一軒ある。


品揃えとか雰囲気で言ってるのではなく
お気に入りの店員(男性)さんがいるのだ。


もう何年も働いているひとなのだと思うが、
いつまでもきびきびとみずみずしいというか、
過剰に純な感じがするのがいい。


ルックスなどを詳述すると
ばれてしまいそうなので(いったい誰に?)
イメージで言うことにする。


ずばり、
公家。
そして、熊。


公家のプーさん、
とでもいうか。


前を通ったときに
その方がいらっしゃると
ほかのコンビニには目もくれず、
そこにしけこむわけだ。


会話は
レジでのやりとりのみ。


少しなまった敬語使いが
これまた公家。


お箸やスプーンを薦められるだけで
少しうれしい。


おつりをもらうだけでも
少しうれしい。


最近の夢のひとつは
あらびき団」を見ていて、
突然、公家さんが
あらびきパフォーマーとして画面に登場すること。


そのときぼくは
口にくわえているポッキーを
ぽろっと下に落とすほど唖然とするだろう。


唖然とさせてくれ。


はたしていったいどういう芸をするのか、
その先の妄想は
まだ楽しみにとってある。