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なにかあり/とくになし

イッツ・ア・スモー(ル)・ワールド

いつごろからだろうか。


夜10時台に古館某が司会しているニュース番組では
相撲の場所開催中、
よほどのことがない限り
その日の取り組みの結果や好勝負の類が扱われない。


番組の方針なのかもしれないが、
かつては「大相撲ダイジェスト」を
盛り上がりながら放映していた局なのだから、
冷たい、というか、さびしい。


あまり大きな声では言っていないが
相撲が好きだ。


“通”ではないが、
ここ25年くらいは見てきている。


活きのいい力士(最近なら豪栄道とか)や
変わった力士(最近なら山本山とか)が
新たに出てくると
それなりに気にする。


Yahoo!のスポーツ速報で
今日の取り組み結果をたまにチェックしたりもする。


最近、
横綱のお休みの過ごし方や
800長などの話題ばかりがにぎやかだが、
さも正義の味方のように正論を吐く論客たちは、
明治時代には相撲に引き分けがあったり、
土俵下の親方の介入で
勝ち負けがひっくり返ったりしていたことを
ご存じないのだろうか(いい話ではないけれど)。


ああ、
相撲の神様、
ぼくはあの毛の薄い金髪の四コマ漫画家や
情念の女性脚本家の方が
正しすぎて
とても苦手です。


ああいう方々を
“明るい暗部”と呼びたくなります。


相撲の世界に常識を押し付ければ
それだけ世界は小さくなる。