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なにかあり/とくになし

四月の思ひで

昼間、
思いがけないおみやげを頂戴する。
それはレコード。


中に
キンクス「サニー・アフタヌーン」の
聴いたことないカヴァー収録の一枚が!


曇り空なのにサニーな気分になり
新宿で途中下車して
バーンホームズ・レコードへ向かう。


シアトルの北にあった店や
タコマから山の中に入った田舎町にあった店、
サンフランシスコの北にあった最高の店など、
今はもうなくなってしまったレコード屋の話で盛り上がる。


存在はなくなってしまっても
こうして語り継がれるということは
お店にとっては幸福なことだと信じる。


新譜のアナログを3枚ほどと、
ずっと気になていたオーストラリアのバンド、
ルールーク(Luluc)のCD「ディア・ハムリン」を買う。


アメリカの若いアーティストは
最近どんどんアナログを作ってくれるのだが、
オーストラリアには
まだそのトレンドはないみたい。


アナログにならない、と観念したので
CDを買うことにした。


ルールークの女性シンガーの声に
ゾクリとさせられる。
ゾーイ・ランデルという名前だった。


よけいな伝説要らずのヴァシュティ・バニヤン
そんなたとえが失礼でも誇張でもなんでもないと思える音楽。


アコースティックなサウンド
森林浴みたいな音楽とよくたとえたりするが、
ただ気持ちよいだけだったら
ぼくは遠慮したい。


この音には
森の小道を踏み外して
帰り方がわからなくなったときの胸のざわざわが
ちゃんとある。


最近買ったCDでは
イギリスの8人組グループ、ザ・ショアライン(The Shoreline)の
「タイム・ウェル・スペント」も
似たような足下のくらさをたたえていて
たまらない。


夜は不景気なニュースばかり。
不景気がニュースなのではなく
ニュース番組が不景気そのものなのだ。


4月1日からこれじゃいかんなと
感じたからかは知らないが
早く目が覚めたので
本日(4/2)朝7時からCDを作った。


「四月の思ひで」というタイトル。


ルールークもザ・ショアラインも入ってませんが、
春っぽい感じに仕上がったので
是非おすそわけを。


4月は始まったばかりですが、
いい4月にするつもり、みたいな。


というわけで
クイズです。


「4月1日によく演奏される楽器があります。
 さて、何でしょう?」


正解者の方にはもれなく商品を。
4月2日24時まで受付いたします。
(多数のご回答ありがとうございました。)