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なにかあり/とくになし

口三味線、口トランペット

まずは昨日のクイズの正解から。


4月1日はエイプリル・フール
みながほらを吹く日ということで、
正解は「ほら(法螺)」。


正解された皆様
おめでとうございます。


しかし、
この正解にはヴァリエーションがあった。


ある方から
「三味線」という回答が寄せられたのだ。


確かにうそをつくことを
昔のスラング
「三味線を弾く」(正確には“口三味線”)と言う。


古典落語の世界などで
「このやろ、三味線弾きゃあがったな」
なんて啖呵を聞いたこともある。


というわけで
「三味線」も正解です。
おめでとうございます。


口三味線とは
三味線の、ちりとてちんな音色を口で真似て言うことだが、
洋楽の世界では
口でトランペットの音色を真似ることを
モック・トランペットと称して
立派な楽器扱いになっている。


もともとモックとは
クラリネットを指す古語であったそうだが、
現在では
口をすぼめてくぐもった音色で表現する
口トランペットのことを指すという理解が一般的。


その使い手は
ミルス・ブラザーズ、
マイケル・ハーレイ、
二階堂和美
などなど。


もしマイケル・ハーレイが来日したら
二階堂さんとモック・トランペットで共演すべきだ。


モック・トランペットについて
誰か何か書いてないかと調べたら
マイケル・ハーレイのこんな記事にぶち当たった。
何と書いているのは自分じゃないか。


古今亭志ん生の「三味線栗毛」でも聴くか。