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なにかあり/とくになし

寝すぎの駄弁

休日。
午後に髪を切りに行くつもりでいたのだが、
時差ぼけの総決算とでも言うべき
もうれつな睡魔におそわれ体が硬直。


そのまま
くらくなるまで寝た。


その目覚める間際に見た夢というのが
ツマが「晩ご飯だよ〜」と言いながら
お皿を運んでくるシーン。


デーンと目の前に置かれた大皿に
黄色くて太くてまるくて長い揚げ物があり、
これは何? とおそるおそる訊ねると
「たくあんの一本揚げ〜」との返事。


そんなバカな!
と叫ぶ代わりに目が覚めた。


例によって
予知夢、夢判断の類はなさらぬよう。


結局、その後もうつらうつらで
一日の大半をふてぶてと寝つぶした。
苔生すほど寝た。


その起きている貴重な時間に
テレビをつけると、
またしても政見放送


小選挙区制の導入以降だと思うが
とりわけ衆院選では
独立心に富むインディペンデント候補の
珍奇な政見放送を見かける機会は激減した。


ただし、ぼおっと見ていると
いくらか笑いの方に心を揺さぶられる場面もある。


個人的には
国営放送での政見放送が終わったあとで
あまった数十秒を埋めるために使われる資料映像(フィラー)が
どういうわけか極寒の氷原や雪山を淡々と映したものが多いのも
やけに気になる。


それ、ひょっとしてこの国の批評になってんでない?


まあ、
一日の大半を寝てくらした男の意見ですが……。