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なにかあり/とくになし

しゅわしゅわすいー

今週の「週刊文春」の表紙に
和田誠さんがいちじくを描いている。


ツマがそれをしげしげと見て
「いちじくは食べたことがあるか?」と訊いてきた。


いちじく……。
そう言えば、
似たようなものを去年食べた……。


それはあれか?
食感が、しゅわしゅわすいー、としたやつか?


ツマの答えは違った。


「しゅわしゅわすいー?
 そんなんじゃないよ。
 むしろ、むにょむにょべとーん、だ」


むにょむにょべとーん?
その擬音を聞く限り
どうもぼくの得意分野じゃない気がする。


でも確か
しゅわしゅわすいー、を食べた気がするんだけど。
あれは、いったい?


ざくろじゃないの?
 ざくろはしゅわしゅわすいー、な感じかも」


いや、
ざくろは食べたことないと思うんだよな。
なんか種が大きくて
しゅわしゅわすいー、なものなんだけど。


「プルーンじゃない?
 去年プルーン食べたよ」


プルーン?
プルーンは、
自分的には、ぐにぐにっぷぼん! だったはず……(よく覚えてない)。


さて、どうでしょう?
みなさんは心当たりはあるでしょうか?


ぼくが食べた
しゅわしゅわすいー、な果実はいったい何なのか?
そして
いちじくは
本当に、むにょむにょべとーん、なのか?


秋深し 食卓の謎も 深まるばかり(字余り)