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なにかあり/とくになし

松本楼でカレーは食わなんだ

日比谷野音にて
Watching The Sky '10」。


桜の季節に
お花見気分で心地よい音楽を!


……となるはずだったのだが、
今日の日本はめっぽう寒かった。


ときおり小雨はぱらつくし、
座って見ていると
左右からじい〜ん、すう〜ん、と
寒気が染みわたっていくのがじかにわかるハードなコンディション。


出入り自由なのをよいことに
セットの転換時間を利用して
日比谷公園を散歩して暖を取ることにした。


日比谷公会堂前のテントで開催中の
陶器市や地味な物産展をひやかし、
行列の出来た松本楼を迂回し、
雲形池に沿ってぐるっと歩き、
トイレで用を足して戻る。


あまりの寒さに
ビールでは冷えすぎると
野音内の売店では日本酒が飛ぶように売れたらしく、
夕方の段階で完売に。


さすがに耐えられなくなり、
物産展で東京の地酒を熱燗で売っていたことを思い出し
演者に心で謝りつつ
中抜けをして外のテントへと向かった。


紙コップに注がれた熱燗酒は
見かけこそ安っぽいが満タン!
全身の毛細血管に染み込んだアルコールのおかげで
何とか暮れゆく野音をやりおおせたのです。


注目のジョー・ヘンリーは
野外向けのパフォーマンスとは言えなかったけれど
自分を譲らない強さを発揮していた。


おおはた雄一の意外なほどの軽妙さ、
ハンバートハンバート
観客をつかむ力の強さも印象的。


おおはたさんの新譜「光を描く人」(ジェシー・ハリスのプロデュース)は
すごいジャケだけど
「決別の旗」という曲がよくて
今日も光っていた。


そう言えば松本楼
カレーを食べると意気込んでいたはずが
野音名物の超大盛りやきそばとたこ焼きの誘惑に負け、
次の機会に繰り越しに。


そうですね。
出来ればこの日にでも。