肩こりと気こり
肩こりはしない。
そういう人間だと
ずっと思って生きてきたし、
実感としても
肩が重いなーとか
腕が上がらないなーとか
そういう思いもなく暮らしてきた。
ところが先日
ふとしたついでにぼくの肩をもんでくれたひとがいて
そのひとが言うには
「めちゃくちゃこってますよ」
と言うのだ。
確かに
もみもみとしてもらっていると
なにかがほぐれていく感覚はある。
痛みをともなわない肩こりというものを
ずっとわずらってきたのかもしれないと
そのときはじめて思った。
それとも肩がこるという表現みたいに
知らず知らずのうちに
気がこるということもあるのだろうか。
それも
だれかにもみもみしてもらうと
すっとほどけたりするのだろうか。
家に帰れば
弟の出張みやげの岡山きびだんご、
ツマの大阪みやげのみたらしだんご、
ふたつのおだんごがお出迎え。