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なにかあり/とくになし

Days 15 (2000)

27th March, Sunday. Cold but sunny day.


Today is the 2000 day of my blog. Starting from Oct. 2005. I keep writing this everyday.


I made a second millennium anniversary CD-R for today. I don't know if you like it or not. Those are strictly personal songs for me from the day after the earthquake.


If you want it, please send me an e-mai for me.


(Thanks! Now this is closing time.)


I hope you'll like it.


And my blog is going on to the future.


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3月27日、日曜日。相変わらず寒いけど、陽射しには暖かみあり。


なんというタイミングなのか、
今日で
当ブログは開始から通算2000日目を迎えた。


思えば
1901日目
「これからブログの20世紀のはじまりだ」などと書いたけれど、
まさかこっちの20世紀の終わりに
こういうことが起こるとは
夢にも思っていなかった。


だれだってそうだろう。


そして
3月11日から
二週間が過ぎた。


書けば書くだけ
いろいろな感情が出てくるのはしかたない。
今はとりあえず
この先にものすごくおおきな不安が待ち受けていたとしても
ここで生きるという覚悟のもとに
泣いたり笑ったりしたいなと思っている。


この2000日目のブログに
何を書こうかと考えながら
帰りの電車に乗った。


日曜日の夜
いつにもまして
ひとがすくない。


ドアが閉まる直前、
アフリカ系の黒人のみなさんが
どやどやと車内に駆け込んできた。


そのまま
しんみりと静まり返った車内で
彼らは英語ではない国の言葉で
やいのやいのと話し込んでいた。


この日本の状況についての激論なのだろうか、
それとも単なるうちわもめなのだろうか、
やがてだれかのひとことがツボに入ったらしく
ダハハハハと笑い声が起きた。


なんだか知らんけど
大声で話すっていいもんだなと思った。


新宿から総武線に乗り換え。
こちらもまた空いている。


腰掛けてヘッドホンをして
音楽を流した。


すると
中野を過ぎたあたりだろうか。
「ぶぶちーん!」とでも擬音を添えたくなるような
にごった爆音が耳に飛び込んできた。


これは……鼻をかむ音。
かなりおおきい……。


おどろいて横を見ると
若い女性ではないか。
しかも結構目鼻立ちが整っていらっしゃる。


そんな感心をよそに
彼女はもう一度ティッシュを鼻もとに持っていった。


来る。
もう一発。
へぶちいーーーーーーん!


ひとしきり鼻をかみおえると
彼女は何事もなかったかのように
手にしていた本を読み始めた。


ああ
なんだかわからないけど
毎日はそれなりにおもしろく
予想もできずに
つづくもんだなあ。


レコード屋の仕事も
音楽を文章で書く仕事も
このブログも
そんなふうに
毎日つづけていけたらいいし
つづけたいと思っている。


ご愛読ありがとうございました、なんて書くと
永遠のおわりみたいだが、
今日もお立ち寄りいただいてありがとうございますと
言いたいだけだ。


今日も
ご愛読ありがとうございました。
明日も出来れば
ご愛読ありがとうございます。


さて。


2000日の節目に
CD-Rをつくりました。
3月11日以降に聴いている曲を気分で集めて並べたものです。
いつもなら、なぞなぞを出すところですが
うまいのを思いつきませんでした。
またいつか
いいのを思いつけたらいいなと思います。


(ありがとうございました。今回はシメキリとします)


松永良平