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なにかあり/とくになし

冷戦下の猫とわたし

実家に所用があり
ツマが帰郷したので
今夜から火曜日までひとり暮らし。


いや
正確には
ひとりと一匹暮らし。


ツマと同性として同盟を結んでいる猫ペンコとの関係は
ふたり+一匹状態では
とりあえず見た目上は安定を保っていて、
ときどきはじゃれあったりもするのだが、
ぼくとペンコだけになると
一対一の敵同士となり
途端に冷戦化する。


この関係図は
そのまま国際情勢の分析にも活用できるほど
リアルな実感としてぼくのなかにある。


家のなかにまぎれこんだ虫を追いかけていて
なにかと気が散るので
ジャンプしてぼくが捕獲すると
まるで目の敵のようにこちらを見る。


いつもなら
よろこんで寄ってくる布団にも
寝ているのがぼくだけだと
近づこうともせず
ぼくの物置部屋にある猫ベッドに居座って動こうとしない。


そんなに露骨にしなくてもいいじゃない!


しかたないので
夜中にCD-Rをつくった。
(猫にも、ひとにも)つれなくされるときほど
恋の歌があつまる。
ばかみたいな話だが本当だ。


とりあえずこの選曲は公開未定で。