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なにかあり/とくになし

Up In The Air

帰りの飛行機は
いつも乗っている米系の会社ではなく
系列に名を連ねる日本の航空会社にした。


食事もおいしいし(アイスもつく)
機内映画も軽く数十本。


昔は半分以下しかマイルが加算されない扱いだったので
意地でも乗ってやるもんかと思っていたのだが
規定が変わったらしい。


おなじごほうびがもらえるのなら
サービスのいいほうにしますよ。
ひとってゲンキンなものです。


「Up In The Air」は
ジョージ・クルーニー主演
ジェイソン・ライトマン監督・脚本の映画で
飛行機のフライト・マイルを一千万マイル貯めることを
人生の生き甲斐にしていた男の話だった。


日本でのタイトルは
マイレージ、マイ・ライフ」。


マイレージ”と“マイ・ライフ”がダジャレとして成立するなんて
英語圏の人間には逆立ちしても思いつかない。
良いセンスかどうかは別の話だけど。


ちなみに
ぼくが一千万マイル貯めるには
250歳くらいまで生きる必要がある。


それにしても
その日本の会社のアテンダントさんが
足をはみだして座っている
明らかに公衆の礼儀の不足しているような男性に対しても
「おみ足にお気をつけください」と話かけているのには驚いた。


「おみ足」か。


もしかして
日常生活のなかでひとがその言葉を口にするのを聞いたのは
これが生まれてはじめてかも。


なんだか感動を通り越して
やりすぎという気もした。


肝心の機内映画だが
今回の帰路は疲れていたみたいで
一本も見通せずに爆睡。


だから今日は写真もない。