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なにかあり/とくになし

倉内太と彼のクラスメイト

前々から
“下北沢のジョナサン・リッチマン”という異名のウワサを聞いていた
倉内太というシンガー・ソングライターの音源を
ようやく聴いた。


聴いた瞬間、
心に届く歌だった。


ひりひりしてて
むしゃくしゃしてるけど
にくめない。


倉内太のアルバムは
正確には
“倉内太と彼のクラスメイト”という名義で、
三輪二郎や住所不定無職のユリナ、ザ・ゾンビーズ子たちが
バンドのメンバーとして
情けない倉内くんを応援している
というような雰囲気がある。


少年漫画雑誌で言えば
ジャンプでもサンデーでもマガジンでもない、
チャンピオンかキングの匂い。


IKKIコミックビームじゃないかも。


でも
忘れらんない
いい漫画あるんだ。


学園コーラスとでも言いたくなる
彼らのシングアロングがまたとてもいい。


2月25日のTwitterに書いていた
第一印象も
そのまま転載しておく。


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忘れ物に気付いて帰ってきた放課後のだれもいない教室で、ひそかに好きなあのコの机の中が見たくなって、そしたら中から知らないだれかのCDが出てきて、聴いたら最高だった!みたいな。倉内太の歌はそんな歌だった。青苦しくて、胸が詰まる。


下北沢のジョナサン・リッチマンってウワサを聞いてたけど、21世紀の「夏のぬけがら」って気分もした、冬だけど。もう一度、「あの娘ほんとリズムギター」から聞こう。 http://bit.ly/vQazHy