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なにかあり/とくになし

オースティン2010追想

テキサス州の音楽街オースティン。


毎年3月に開催される
全米屈指のミュージック・コンヴェンション
サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)が有名だが、
レコード屋ならば
年に2回の
全米最大規模のレコード・ショーに出向いたことがあるひとも
すくなくないだろう。


2年前までは
春のレコード・ショーは
SXSWと同時開催だった。


ぼくがレコード・ショーに出向いたのは
その年のこと。


レコード・ショー自体は昼過ぎにはもう一段落するので
あとは街なかの店をまわることになるのだが
SXSWの期間中は
あちこちでインストア・ライヴ(アウトドア含む)だらけ!


夕方からはじまる本格的なコンヴェンションのライヴは
事前購入の有料のパスか
もしくは入場料をはらって見るのだが、
昼間は基本的にタダなのだ。


それはもう
たのしいものだった。


ちょうどこの年は
レイ・デイヴィスがパフォーマンスすることにもなっていた。
開催期間中(3月17日)に
アレックス・チルトンが亡くなった年でもあった。


その後、
主催者の都合で
レコード・ショーとSXSWが分離開催になってしまったのは
とても残念。


朝からショーでレコードを買って
昼間はレコード屋でライヴを見て
夜はライヴハウスに遊びに行くなんて
最高のゼイタクだったんだけど。


そう言えば
この春のレコード・ショーは中止になったと
カリフォルニアのディーラーが言っていたな。


なんでも
主催者がひどい骨折をしたんだとか。


不況が理由じゃないんだと
笑い合ったのを思い出した。


写真のトートバッグは
オースティンにある最高のレコード屋のひとつで買ったもの。


今でも買付時には
ポータブル・プレイヤー袋として活躍中。