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なにかあり/とくになし

フルネームソングとは何ぞや その1

それはジョナサン・リッチマンからはじまった。


深夜になにげなくyoutubeを検索していたら
最近(おととし)のジョナサンのライヴ映像を発見。


客席からのデジカメや携帯映像がアップされるのは
今はもう全然めずらしいことじゃないので
なんとなくサムネールを流し見していたら
思わず手が止まった。


Jonathan Richman / Keith Richards」


へ?
これは曲名……ですよね?


おそるおそる再生してみる。
これは曲だ。
キース・リチャーズを讃える歌。


2010年5月5日シアトルでのライヴの映像で
1分半ほどの不完全なものだが
即興やこじつけではなく
曲のかたちにちゃんとなっているのがわかる。


ほらね。



今さら、いや、今だから、キース。
いつだってジョナサンは本気だから
ぼくらも本気で肩や腰の力が抜けそうになる。


ジョナサンのファンにはおなじみの話だが
彼のレパートリーには
実在の好きなひと(バンド、もの)や尊敬する芸術家に対する思いを
そのものずばりの曲名にして歌っているものがすくなくない。


というわけで
それを思い出せる限りでリストアップして
ツイッターに貼ってみた。


「Pablo Picasso」(Modern Lovers)



「Vincent Van Gogh」



Velvet Underground



Fender Stratocaster」(人名ではないけど擬人化してるので)



「Walter Johnson」



あと動画ファイルは見当たらなかったけど
Salvador Dali」という曲もある。


ジョナサンはそのうち「Keith Richards」をレコーディングするのかな?
それをもしかしてキースがきくこともあるのかな?


そんなことを考えていたら
むくむくと
いらん考えがあたまのなかでもりあがりはじめた……。


(つづく)