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なにかあり/とくになし

ソウルジャズおてもやん

夜、ハイファイを閉めて表に出ると雨だった。
傘を取りに一旦お店に戻り、ボタンを押して傘を開く。


すると、ハラハラと枯れ葉が頭上に落ちてきた。
どうやら、風の強い日に外に置いておいた傘の中に、
枯れ葉が迷い込んでいたようだ。


うーむ。
昔のひとなら、ここで一句詠むのだろうな。


家に帰ると、頼んでおいた待望のブツが届いていた。
ザ・ピーナッツのCD『お国自慢だ! ピーナッツ』。
彼女たちはデビュー直後にも民謡レコードを出しているが、それとはまったく違う内容。
民謡を絶頂期の宮川泰がアレンジし、
モダンでソフトロックでラウンジジャズでキラーな歌謡に仕立てたものだ。
オリジナルは70年発売のカセットテープ(8トラックかもしれない)のため、入手は絶望的で、
98年に、何の前触れもなくわずかに出回ったCDだけが頼り。


昔、知り合いから頂戴したミックスCDに収録されていたソウルジャズな「おてもやん」に電撃を受けて以来、探すこと数年。
ようやく手に入れた。
早速聴く。
頬でスリスリするかわりに、聴く。


これでしばらくシメキリの山を乗り越えて行けると思う。