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なにかあり/とくになし

聖子VSカエラ

いかん。
出掛けに覗いた古本屋のワゴンで、
うっかり手に取ってしまった。
田辺聖子を。


コテコテの関西弁と、猛烈に中毒性のある文章。
そして、身につまされる話。


これを今読んだらいかんのよ。
移動中に、書きかけの原稿の続きを考えないと。
一番会ったらいかんときに出くわしてしまった。


しかし、“おせいさん”の文章の魅力には勝てない。
とっさにすぐそこにあった小林恭二「カブキの日」(新潮文庫)を手に取る。
“魔除け”である。
だが、田辺聖子の放つ、つかみどころのない、湯気のような文フェロモンにはかなわない。
飛び乗った電車でカバンに手を突っ込むが、勝負にならず。
右手には田辺聖子


ああ、これでしばらく頭の中は“おせいさん地獄”になりそう。


帰りしなに、セブンイレブンのレジ奥に、
エビス様マークの竹タンブラー発見!
エビスビール3缶につき1個付いてくるというので、
するすると6缶購入。


木村カエラの新曲CDが付いてくるというキットカットも即購入。
パッケージの写真が、おそろしくかわいい。
しばらく飾っておこう。
これなら、“魔除け”になるかもしれん。