荻窪駅のイス
何かのネタにしようとして書き付けておいて、
忘れてしまっていることがよくある。
ときどき、それを目にして「はて?」と考える。
フラッシュバックが起こるのを待つ。
今日、体験した「はて?」は、
“荻窪駅のイス”だ。
封筒の裏に走り書きしてあった。
はて?
あ、そうだ。
電車を一駅乗り過ごして荻窪で降りてしまったとき、
荻窪駅のホームに設置されたイスが、
一本の板を渡したものをデザインしたような感じで、
あまりに素っ気なかったのだ。
そこから何かを頭の中で発展させようとしたのに違いない。
その周りに書いてあるいくつかの事柄は、
このブログだったり、原稿だったりで無事に成仏したものが多い。
“荻窪駅のイス”だけは、消化されずに残った。
まあ、こういうことはよくある。
生野菜を食べる感覚で、ここに放り出しておく。
荻窪に行く機会があったら、見てみてほしい。
ホント、味気ないイスだから。