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なにかあり/とくになし

酔っぱらいの真理

テリー・アダムス&スティーヴ・ファーガソン・カルテット
フィーチャリング・トム・アルドリーノ&ピート・トイゴ
O-Nest二日目。


ライヴも興に乗ったころ、
知り合いでトイレに行くやつがいる。


「トイレ行ってたでしょ? いいとことで」


あとで、そう問うと彼はニコニコしながら言った。


「いや、オレにとってのQ(この場合はテリー&スティーヴQ)は、
ずっと真剣に見つめ続けることじゃないんすよ。
生活の中で感じる音楽なんす。
だから、トイレに行って、聞こえてくる
ちょっと音のこもった演奏もリアルなんす。ダハハハ」


あ、こいつ、酔っぱらってるな。


しかし、彼の言うことには真理がある。
ストレンジ・デイズ」誌での電話インタビューで、
ティーヴはこういうようなことを言っていた。


60年代末、NRBQがデビューした頃の客は
サイケ時代だったせいもあって、
みな座って集中しながら音楽を聴いていたが、
自分たちはもっと身体で反応してほしいと思ってた。


その思い、21世紀に伝わってたと言えるかもね。