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なにかあり/とくになし

京都からきた男

京都の放送局「KBS京都」で働いているIくんがハイファイにやってきた。
この7月から、彼は東京支社に移勤になったと聞いていた。


Iくんとは、2001年のクリスマス時期に開催された
KBS京都の開局50周年記念ライヴ・イベント「KYOTO EXPERIENCE」で知り合った。
そのとき会場で配布するパンフレットをリズム&ペンシルで作ったのである。
Iくんは、KBSの制作スタッフの中で一番の若手だったが、
事実上、このイベントを完全に仕切っている人物だった。


パンフ制作中、京都へ行ったぼくは
Iくんの実家に泊めてもらった。
彼の家は京都市内にある大きなお寺さんである。


2日間行われたイベントに出演したのは以下の面々。


2001年12月22日(土)
クレイジーケンバンド
バンバンバザール
高田渡
つじあやの
What's Love?
ラリーパパ&カーネギーママ


2001年12月23日(日)
ムーンライダース
遠藤賢司バンド
羅針盤
友部正人
Clingon
ゲントウキ


なかなか気合いが入っているでしょう?


このときはKBSに眠っていた秘蔵音源の特別公開も企画されていて、
そのうちの村八分のKBSスタジオでのセッションはその後CD化された。


このライヴで見た高田渡さんが、
残念ながらぼくにとっては最後の姿になってしまった。


イノダコーヒーにまつわる名曲「コーヒーブルース」を
しれっと、本当にしれっとやったのが印象的だった。
意外とそういうところではサービス精神のあるひとだったのだ。


今週末の狭山ハイドパーク・フェスティヴァル(9月9、10日)の初日、
高田渡トリビュート」と銘打ったコーナーがあるという。
ぼくは行くことができないが、
ハイファイ・レコード・ストアの大江田さん(ぼくのボス)が、
「林亭」で、そのコーナーに何曲か出演する。


林亭と高田渡のゆかりは深い。
見ることができるひとは幸運ですね。