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なにかあり/とくになし

52・イズ・マジック・ナンバー

「3は魔法の数字」と言ったのはデ・ラ・ソウル
いや、その曲のオリジナルを作ったボブ・ドロウこと、
アメリカのキッズ学習アニメ「マルティプリケーション・ロック」。


ぼくにとっての魔法の数字は何故か52。


雑司ヶ谷鬼子母神にツマと弟を連れ立って
初詣に出かけたあとで、
不意に弟が「52」という数字を口にした。


52には思い出がある。


中学校の同級生アジオくんが、
英語の時間に居眠りし、
教師に当てられたとき、後ろからささやく声がした。
「52! 52!」


アジオくんは半泣きになりながら、大きな声で言った。
「ごじゅうにい!」


クラスは爆笑に包まれた。
その後、雷が落ちたのは言うまでもない。
いつまでもやまない笑いに包まれて、
アジオくんはついに泣き出した。


後年、アジオくんはザ・モッズのファンになるのだが、
それはまた別の話。


そのとき以来、ぼくは52という数字が気になる。
駐輪場で自転車の置き場が52番だったとき、
52番街を歩いたとき、
昭和52年生まれと知り合いになったとき……。


いつか自分が52歳になるときも
心の中でアキラくんの言った「ごじゅうにい」がこだまするだろう。


今日も、弟の言った「52」がきっかけになって、
どういうわけか、ぼくらは道をUターン。
池袋までの帰途を東池袋方面から攻めるのではなく、
明治通りから攻めることに変更した。
そして、駅近くの交差点で「しゃぶしゃぶ」のネオンを発見。
3人の頭にパルック・ランプが点灯し、
新春食い放題でしゃぶしゃぶに突入。満腹満悦。


これすなわち52のおかげ。
なんつって俳句。


52を 漢字にすれば ご自由に


話は変わって、
新春ミックスCD−R第二弾、1月2日篇、作りました!
タイトルは「KUNG FU MASATSU」!
このタイトルでも我こそは、と思わん方はこちらまでどうぞ。
先着1名様にて御免あそばせ。→早速のご応募ありがとうございました!