パーム・サンデー
ちょっと古い話題。
具体的に言うと3日前。
今週の日曜(4月1日)はエイプリル・フールだったのだ。
正直に生きてしまったので原稿が進みませんでした……。なんつって。
今年のエイプリル・フールは
4月の第一日曜日ということで、
キリスト教社会的に言うと“パーム・サンデー”だった。
カート・ヴォネガットの自伝的なエッセイ集に
同名のタイトルのものがある。
カタカナの字面だけ見ると、
なんだかポカポカした日曜日を思い浮かべてしまうが、
そこはヴォネガット。
そんなほのぼのとしたことはしない。
パーム・サンデーとは
キリストが自らの掌(パーム)を打ち付けられる十字架に向かって
歩き出したその日曜日を指す。
つまり、苦難と絶望の始まる最初の日ということ。
あな、おそろしや。
原稿仕事が続いている今日は
さしずめパーム・ウェンズデーでございます……。
そう言えば、
爆笑問題の太田光はヴォネガットが好きで、
爆笑の事務所「タイタン」は
ヴォネガットの初期長編「タイタンの妖女」に由来すると
どこかで読んだことがある。