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なにかあり/とくになし

鈴木先生最強論

武富健治鈴木先生」3巻(双葉社アクション・コミックス)を買う。
知り合いから薦められた
「サムライカアサン」(集英社クイーンズ・コミックス)も
1巻と2巻を買う。


取材という名のインタビューをすることが多く、
終わった直後は落ち込むこともしばしばある。
いや、すごくある。


インタビュー単行本を出した人間の言うセリフじゃないか。


今、ぼくが考える最強のインタビュアーは誰か?
そのひとりとして
鈴木先生を挙げたい。


漫画じゃないですか!
とのお叱りはごもっとも。


でも「鈴木先生」に描かれた鈴木先生
受け持ち生徒たちや周囲に対する
行動、疑問、狼狽、苦悶、
配られ過ぎる視線、落胆、
解放、喜び、
そのいちいちが
インタビュアーのはしくれのツボを突くのだ。


今、ぼくにとって
布団の上で身をよじりながら読む最高の本。
それが「鈴木先生」だ。