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なにかあり/とくになし

供養会にて

「ネオレコード供養会」@高円寺コネクシオンに出かけた。
お誘いをかけてくれたのは主宰のアキラさん。
一緒にかけるDJの方々は、そのアキラさんと
常盤響さん
吉田哲人さん。


初参加ということもあって、
最初は様子見ぐらいのつもりでいたのだが、
わたくし、
了見が甘うございました。


この会は、
普段は大きな音でかけられないもの、
ひいては、
本当に自分のかけたいものだけを
魂とともに発散させる儀式なのだ。


俺VS盤。
変化球なんか投げてる場合じゃない。
みなさんのDJを聴いているうちに、
どんどん胸がかゆくなる。


というわけで、
一回目の供養(出番)が終わったと、
しばらく考えた挙げ句、
家に帰った。


上がり、にしたのではなく、
再度、レコードを抱えてコネクシオンへ。


DJの最中に
家に帰ったのは(そして戻ってきたのは)
初めての体験だった。


常盤さんのかける
やけに狂おしくファットなベースラインの
ムード歌謡を聴きながら頭がぐるぐると妄想する。


「これはセルジュ・ゲンズブールの『メロディ・ネルソン』を
 誰か歌謡曲のアレンジャーが当時に聴いていたのか?
 それとも、ゲンズブールがこれを聴いて
 影響を受けたのか?」


そんな事実はありません。


誰かの弟(名はあかせない)が朗々と歌う
供養会だけのためのキラー・チューン
また逢う日まで」を合図に供養会は終了した。


今日あたり、
供養されたレコードたちの音魂(おとだま)が
そのへんをうろうろしているかもしれないよ。