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なにかあり/とくになし

こたつ妄想

スフィアン・スティーヴンスのことを
今日こそ書こうと思うのだが、
本日はその時間がない。


なので、
冬の妄想をひとつ。


こんなに寒いと
家がこたつになればいいと思う。


家にこたつを置くのではなく、
家がこたつになる。


「ただいま」と
布団をまくりあげて家に入ると
天井では赤熱灯がこうこうと。


猫がまるくなっている。


屋根代わりのちゃぶ台には
巨大なみかんが乗っている。


お、向こうから
“たんぜん”を来た男がやってきた。
よく見ると、高校時代のぼくに似てる……。