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なにかあり/とくになし

スフィアンまで時系列をのぼる

スフィアン・スティーヴンスの
東京公演を語るために
時系列を戻る。


1月24日夜。
いましろたかしの新刊
「化け猫あんずちゃん」(講談社コミックスDX)を買った。


本当の意味での
大人の童話って
こういうことなんだと思う。


夢もロマンも
無理矢理ある。
無理矢理いさせられる、という言い方が正しいか。


1月23日夜。
あらびき団」で
世界のナベアツこと渡辺鐘のあとで
ジャリズムの相棒である山下しげのりをピンで見た。
視聴者への仕打ちかと思うほどつまらないが、
この男、
ぼくと生年月日が一日しか違わない。
不穏だ。不安だ。


1月23日未明。
夢を見た。
正確に言うと、
見た夢を久しぶりに覚えていた。
こわい夢だったからである。
家にエリック・クラプトンが押し込んできて
両手に出刃包丁を持っているという夢。
あのOLキラーでアダルトなクラプトンの目が
座っていた。


1月22日夜。
スフィアン・スティーヴンスのライヴを見た。
妄想という行為は
自分のいる場所という“近く”を
“遠く”から凝視するということなんだと
彼は言っていたんじゃないかな。
フラフープも羽飾りも美女の未来めいた服も
よく見ると結構おざなりで、
だけどそれは、
ハリボテの未来で
ぼくたちはまだまだこんなに遊べるんだという
メッセージのようにも思えた。
渋谷クラブ・クアトロ超超満員。