恋のアラビアン・ロック

アラビアのロックを
アラビアのガレージ・パンクを
聴いている。

アリ・ババ・アンド・ザ・ヒズ・40…レコーズという
ふざけた名前のレーベルから
アナログ・オンリーで発売された
「Waking Up Scheherazade」が
すさまじい。

60年代後半から70年代初頭にかけて
レバノン、アルジェリア、エジプト、
イラン、アルメニアなどに存在した
奇跡のパンク野郎どもの雄叫びを聴け！

「タイ・ビート・ア・ゴーゴー」や
「カンボジアン・ロックス」を超える
したたかな衝撃が全16曲。

ニホンザルの北限（生息地の限界）が
温暖化でくつがえされてゆくように、
ロックの西限も明らかになってゆくのか。

雷のような呪文のような
「恋のアラビアン・ロック」（勝手に邦題）を聴きながら
さっさと確定申告に向かった。