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なにかあり/とくになし

わたしのカレー氏

小西康陽「ぼくは散歩と雑学が好きだった。」(朝日新聞社)で
ぼくの好きなパートのひとつが
カレーをめぐる対談。


食べ歩くほどではないけれど
ぼくの心にもカレーの部屋はあり
長いことカレーが住んでいる。


わたしのカレー氏(彼氏)。
なんつって。


小学校のとき
給食でカレーが出るのも
ひとつのイベントだというくらい
楽しみにしていた。


ある日、
カレー色をしたカレー状のスープを
ばくっと食べたら
かぼちゃスープだった!


よく見りゃ
色もにおいも違うのに
どうして気がつかないのか?


カレーに対して過剰に気がはやっていたのだとしか思えない。


おかげで
かぼちゃは今でもちょっと苦手なのだ。