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なにかあり/とくになし

センター街の蝶

まずはお詫びから。


5/21に
ハイファイの大江田・松永が監修したCD再発シリーズ
「フィンガー・スナッピン・ミュージック」が
新たに9枚発売になりました。


それはめでたいことなのですが、
一点お詫びをしなければなりません。


その中の一枚、
ゲイリー・マクファーランドガボール・ザボ
「シンパティコ」のライナーノーツを
山崎まどかさんにお願いしたのですが、
ライナー本文の末尾に記載されているべき
山崎さんのお名前が空欄になっておりました。


この場を借りて深くお詫びいたします。


そして、
「シンパティコ」の
穏やかな才気と友情を巧みに汲み取って
すがすがしく解説していただいた
その素敵な文章は
山崎まどかさんの執筆によるものですと
あらためて宣言しておきます。


続いて、
渋谷センター街で見た幻のようなほんとの話。


HMVからセンター街に降りる階段にさしかかったとき、
棒についた網袋(ビニールだったかもしれない)を持った
おじさんが視線の先の右脇からひょいと現れた。


その袋をひょいと開くと
中から蝶が一匹ひらひらと飛び出した。


え? 誰?
と思う間もなく、
おじさんは消えた。


急いで階段を駆け下りて、
おじさんの去った方向を見てみたが、
渋谷には場違いな棒を持ったおじさんなんか
もうどこにも歩いていなかった。


この間、
わずか5秒ほどの話。
実話です。