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なにかあり/とくになし

名盤とダジャレ

ディスク●ニオンのI嵐氏より
頼んでおいたアナログ・レコードを届けていただく。


ロバート・ワイアットの「シュリープ」。


10年ほど前にこのアルバムがCDで出たとき
この素敵なジャケで
どうしてアナログを作らないのかなと思い、
それがそのままわだかまりになったのか、
結局CDはある時期に手放してしまっていた。


久しぶりに
しかも望んでいたかたちで
名盤と対面できたのはうれしかった。


最近、
名盤のLP復刻、
もっと言えば、
CDしか出ていなかった作品や
当初、CDで発売された新譜を
アナログ化するという作業に
強く心惹かれる。


最近聴いているアナログは
カリフォルニアのオークランドで活動している
コロッサル・イエスというバンド。


バンドというか、
ワンマン・バンドなのかもしれない。


ヤング・マーブル・ジャイアンツの名盤「コロッサル・ユース」と
プログレッシヴ・ロック・バンド、イエス
合体させたネーミング。


音楽的に
両方のバンドとは
特に濃く重なるところがなくても
目のつけどころがなかなかよいと感じさせる。


凝っているけど
暗さがないのが
ぼくにはツボだった。


これがセカンドらしいが、
アナログを出したのは今回が初めてだという。


「名前がいいよね」と
I嵐氏に言ったら、
「それって、松永さんのクイズと一緒ですよね」
と答えた。


要はダジャレってことか。


それを言ったら、
「シュリープ」だって
「シープ(羊)」と「スリープ」のダジャレだぜ!


ロバート・ワイアット
握手しよう。


夜、
いくえみ綾潔く柔く」9巻を読みながら
新宿行きの総武線上りに乗った。


さすがに今夜は盛り場も
仕事納めの余勢で
結構はなやいでいたようで。