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なにかあり/とくになし

青柳綾さんのこと

mrbq2009-01-27

ひとめぼれをしたのは
ぼくのほう。
交際を申し込んだのもそう。


もとい、
交際ではなく、
リンクをしてよいですかと
連絡を取っただけなのだ。


熊本市内の長崎書店で目を奪われた
本を読む彼女、
の、
絵。


その絵を描いているのは
地元出身のアオヤギアヤというひとだと
店員さんに教えてもらった。


わかっていたのはそこまでだ。


その後、
いろいろと調べてわかったこと。


アオヤギアヤさんは
漢字で書くと
青柳綾さんだった。


それまでデッサン用の人型人形だった“アオヤギアヤ”が
肉体と表情を持ち、
服を着て街にすっと立つ“青柳綾”になったと思えた。


熊本で活動をされたのち
最近、東京に越されたこともわかった。


そして何よりうれしかったのは
彼女の作品を一覧できるホームページがあったことだ。


青柳さんの許可を得たので
そのリンクおよび
ぼくが長崎書店にてノックアウトされた絵を
公開させていただくことにする。


ところで
青柳さんのページで
これまでの作品ギャラリーを眺めていると
意外と
まるみを帯びた女性の絵が多いことに気がついた。


そのまるみは、
ニューヨークの近代美術館で
ぼくが一番好きな絵のひとつを思い出させる。


マティスの絵で
裸の人物がおしりをこちらに向けて
どこかに行こうとしている構図のもの(タイトルは失念)。


有名な「ダンス」の周辺作品なのだろうが
あれほどの大作ではなく、
「ちょっとそこまで抜け出しますか」とでも
捨て台詞を残していそうな感じが
たまらなく好きなのだ。


ああ、しかし、
青柳さん、
2009年の
熊本サンロード新市街のカレンダーでも
イラストを描いていたんですね。


パクってくればよかった!


青柳綾さんのホームページ