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なにかあり/とくになし

バチーン!

歌舞伎町、深南部にある
新宿眼科画廊
相澤心也個展「バチーン!」を
見に行ってきた。


サケロックグッドラックヘイワ
ショピンやコケストラなどのライヴで
シャッターを嬉々として押しまくる
おとなになったカメラ小僧のような
愛すべき相澤さんの姿に親しんでいる者として、
「33年間の人生に“バチーン”とケリをつけたい」という彼の意気込みを
大いに期待して画廊のドアを開けた。


この画廊は変わったつくりになっていて
別の個展のスペースを抜け
細い廊下の先で
靴をぬぐ。


そこが展示スペース。


まだ22日(日)まで個展はやっているので
ネタばれは避けるが、
ぼくはすごく楽しく
大きなパネルになった
妙な写真の群れを見た。


「バチーン!」という音は
過去へのビンタだと相澤さんは説明しているけれど、
それは初の個展への度胸付けのような言い訳で、
実際にはその「バチーン!」は
自分の人生を賭けて演出した特異なシチュエーションを
一枚の写真に切り取るときの
やけに大きなシャッター音「バチーン!」ではないのかな?


「やっちゃった!」という
胸騒ぎのする鼓動がバチーンと伝わってきた。


これを振り出しにして
「バチーン2」「バチーン3」と
「ロッキー」や「13日の金曜日」みたいに
この路線、続けてみてほしい。


相澤心也は
雰囲気的には「男はつらいよ」も似合うので、
「バチーン48」ぐらいまであってもOK。


あらためて
スケジュールはこちら。


「バチーン!」相澤心也写真展


2009年2月13日(金)〜2月22日(日)
12:00〜20:00(最終日のみ〜17:00)
新宿眼科画廊