mrbq

なにかあり/とくになし

通じ合いたい

ジョナサン・リッチマンの新作は
去年出たばかりなのだが、
実は今年、
早々ともう一枚アルバムが出ていたのだった。


彼がしばらく世話になっている
ニール・ヤング経営のヴェイパー・レコードからではなく、
スペインのマンスター・レコードから。


あ、
スペイン語読みだから
“ムンステル”かもしれない。


ガレージやパンクの再発も精力的に手掛けているレーベルだが、
ここからジョナサンの新作とは
盲点だった。


アナログも発売ということで
あちこちを探してみたのだが、
ようやく発見。


スペイン盤ということで
なかなか日本にはアナログは流通しないかもしれないが、
ガレージ系の流通に強いお店なら
置いているかもしれません(あてずっぽう)。


内容はというと、
スペイン語圏のオーディエンスに向けた
最近の音源からの企画盤。


既発音源ばかりというアナウンスもあったけど、
いくつか初出の曲もある。


とくに最近のライヴで必ずやっている
セレスティアル」の収録は
うれしい。


スペイン語の肩を持つわけではないが、
ジョナサンの歌うスペイン語
「なんかもう辛抱たまらん」てな感じで
愛と情熱がとろけ出しているのが
よいのだ。


たぶん、
「通じ合いたい」という気持ちが
英語より余分に感じられるからだろう。