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なにかあり/とくになし

2大ギタリストに罪はない

こないだまとめ買いした漫画の中で
もっとも楽しみにしていたのが
イシデ電「月光橋はつこい銀座」(バーズコミックス)。


彼女の初の単行本だった
「私という猫」からし
背筋が凍り付いた、そのうえで
魂に熱い火が灯るような傑作だったもので
なにしろ期待が大きい。


そして、
東京の架空の下町を舞台にした
この家族物語は
読んでよかったと心から思え、
しかもそのここちよさは
「この漫画がすご……」と大声で推薦するものではなく、
大切な誰かに読んでほしくて
直接手渡したくなるような一冊になっていた。


それにしても
イシデ電


そのペンネームの由来は知らぬが、
単に本名が”石田”とかなのか、
それともECDからいただいたモジリなのか。


作品全体をつらぬく硬い骨が
このひとがECDを聴いていても
不思議じゃないなと思わせてくれる。


話はあっさり変わって、
「レコードコレクターズ」2009年3月号。


出てからすでに一ヶ月ほど経つが、
表紙に並ぶエリック・クラプトンジェフ・ベック
その2大ギタリストの顔が
どうして意味も無く気になるのか。


その謎がこないだやっと解けた。


目をこらして
こらしすぎて
ぼやけたぐらいで見てください。


クラプトン=今田耕司
ジェフ・ベック東野幸治
見えてきます。


2大ギタリストにも
Wコウジにも
編集部にも
罪はない。


一度そう見えたら
二度と戻らない、
ただそれだけなんだ!