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なにかあり/とくになし

甥萌え

甥っ子一行は無事に熊本に帰っていった。


仕事で今日は一緒にいられなかったけれど、
空港への道中、我が家にも寄り道、
甥っ子も猫に興奮していたらしい。


赤ん坊だったころから数えても
数回しかちゃんと会っていないこともあって
彼とはいつも初対面に戻って
スタートしているような気がする。


彼にとっての松永良平のキャラ設定は、
東京にいる
何をしているのかよくわからない
むくつけきおっさん。


まあ今回は
さすがに覚えておいてくれるかなと
淡い期待を感じてはいるけれど。


少し仲良くなれたかなというところで
いつもバイバイ。
切ないものですな。


青桐ナツflat」一巻(BLADE COMICS)は
料理好きだがぶっきらぼうな男子高校生と
彼のことが大好きになる無口な甥っ子(5歳くらい)のお話。


年上から年下、
強き者から弱き者への
かわいいかわいい、ではなく、
互いの強さも弱さも公平に(フラットに)描いているのが
気持ちいい。


この世界観、
ある意味、少年と子供版のBLなのかもしれないが、
自分のものとして理解出来てしまうのは
つい今しがたまで
ひそかに思いっきり“甥萌え”していたからだろう。


ああ、
甥っ子が
秋くん(漫画の中の甥)くらい
ぼくを好きになってくれたらいいのに!


去年の10月に出た初版が
わずか半年でもう7版。


“甥萌え”は特殊な感情ではなく
誰にとっても特別な思いなのかもしれない。


家では猫が
ツマにべったり。
これまたぼくを相手にしてくれなくて。