漫画貧乏

漫画家、佐藤秀峰のホームページで
漫画家の貧困が切実な問題として
採り上げられているという話題を知った。

興味本位で訪れてみたら、
その記事内容は
スキャンダラスなスタンドプレーではなく
この作家らしい
思い詰めた上で実行された
とてもまじめな内容のアピールだった。

このとても充実したホームページは
近い将来、漫画家は漫画雑誌への漫画原稿執筆では
生活が出来なくなると考え、
漫画家が自分の描きたい漫画を描いて生きるために
開設されたもので、
近いうちにネットショップや
オンラインコミックの配信も始まる予定。

話題のコンテンツ「漫画貧乏」は
「漫画制作日記」というブログ・スタイルのページに
シリーズで掲載されているのだが（今も続行中）、
もっと生々しいのは
漫画で語られる「プロフィール」だ。

佐藤氏の漫画が好きとか嫌いとか
そういうことをひとまず抜きにして、
血が熱くなり
やるせなさに身が焦げる。

アシスタントさんの登場する日も挟みつつ、
ほぼ毎日、日記は更新されている。
ぼくはブックマークした。
ブックマークの登録をするとき
「痛ェ！」と佐藤氏の声がして
血が吹き出た気がした。

夜は
ベン・クウェラー＠渋谷クラブ・クアトロ。
ひとりで熱演やんやの喝采だったけど、
その熱を抑えたさびしげな「ジプシー・ローズ」とかも
聴きたかった。

帰りは「龍の髭」で
大根もち、野菜わんたんスープ、
上海チャーメン、五目チャーハンなどなど。

センター街の「ABC」で
靴を物色し、帰宅。

妙に疲れたので
早く寝る。