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なにかあり/とくになし

夜のかみなり

NHKで放映された忌野さんの特別番組を見る。


番組構成は全然煮え切らないが、
映像そのものはかけがえがない。


寝よう。


なにかのボタンをいじってる自分がいて、
あとで考えると
それは夢の入り口だった。


そのボタンを押すか回すかして
何かを変えようとしていた。


ここ数日の
今ひとつ晴れきらない気分なのか、
それとももっと漠然とした何かなのか。


ドアがゆらゆらっとして
開きかけた、
その瞬間。



どんがらぐわっしゃっしゃっしゃーん



うおっ、
ドキドキドキドキドキドキッと鼓動が早まる。


夜の落雷、
これはデカイぞ。
いや待て、
今夜は荒れた天気じゃない。


むくっと起きて
仕事部屋に行くと、
その謎はすぐに判明した。


高いところに据え付けた棚が
落下したのだ。


その原因は猫だった。


前の猫も一度しでかしたんだわ。
蚊でも追いかけたのか、
棚の上にひょんと飛び乗り
そのはずみで体重以上のGがかかり、
いろんなものごと落下した。


新しい猫にとっては
今回が初体験。
今まではまだ小さかったから
ちょっと乗ったぐらいでは大丈夫だったのだが、
そろそろおとなの体格になりつつあるということなんだろう。


我が家に来たときは
DVDケース一個ぐらいの大きさしかなかったもの。


ところで
落ちた棚から
ひょんなものが。


10年ほど前の写真。


写真の中でぼくは
知り合いとボーリングをしていた。
場所は今はなき
中野丸井のマルイボウル。


PCまわりにダメージがないことを確認し、
周囲を簡単に片付け、
もちろん猫にケガがないことにも安心して
ふたたび寝る。


今度は
夢の扉を
カコーンとストライクでぶちあけたい。