ブログを読んでいるんだけどさ、それにしても本当に……
久しぶりに西荻に行き、
久しぶりに大学時代の友人と会った。
飲んだ場所は北口。
彼と会うのは
たぶん3年か4年ぶりで、
前回も肝に銘じたはずだが
すっかり失念していた。
この方、
結構
飲みなさる。
ビール(大)→ワイン→ビール(大)→日本酒→店を変えて芋焼酎。
確認していないだけで、もう一種類くらい何か飲んでいたかもしれない。
もちろんぼくはつきあわない。
つきあえない。
そんなにジャンルをクロスオーバーで飲んでしまったら
一発で人事不省、おだぶつです。
学生時代にも
居酒屋に行ったことはあった気がするのだが、
金もないわけだし、
酒をたくさん飲んだというイメージはなかった。
とにかく
ぼくは酎ハイに逃げ込むのでせいいっぱいだった。
話は楽しかったけど。
「ブログを読んでいるんだけどさ、
それにしても本当に……」
よく毎日書いているよね、と
言われるのだと思ったら、
「漫画ばかり読んでいるよね」
そう言われたとき
自分がどういう顔をしたのか想像もつかない。
彼の酔いスイッチが入ったときの顔を
ぼくが記憶に留めたように
彼もまた
そういう不意を突かれたときのぼくの顔を
ぼくからは見えない場所に仕舞い込んでおくのだろう。
終電までもう一軒行こうと誘われて
気がついたら
とっくに終電はなくなっていた。
いや
最初から終電なんか
頭になかったのかも。
ただ「終電までもう一軒だけ」という
言い訳だけがほしかったのだ。
酔った。