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なにかあり/とくになし

ある外出、夜篇

夜の明大前、
線路沿いを歩き、左に折れる。
視界の右に看板が現れ、
そこが目指す場所だという。


北陸の
うまい魚を食わすという飲み屋に
ぼくとO関監督はしけこんだ。


そして
こうの史代を互いにたたえ、
出たばかりの「BAKUMAN」3巻を買ったかと確認し、
神尾葉子「まつりスペシャル」3巻も買ったんだと
ぼくは主張した。


その店で
かんぱちの刺身などに舌鼓を打ち、
ビールからハイサワーに移り、
さらにもうひとり合流するということで
駅の向こう側に店を変えた。


駅に近くて広い割に
何か戦略を間違っているのか
異常に空いた店。


そこに現れたM哉氏は
ヴィンランド・サガ」全巻をO関監督に返却するため持参し、
さらに、カラスヤサトシの「おしゃれ歌留多」も同じ袋の中に入っていた。


朝までかかって
ヴィンランド・サガ」を一気読みしたのだという。
M哉氏は少しやせていた。


ぼくたちは
とめはねっ!」や「君に届け」の行く先を案じ、
渡辺ペコの新作は面白い、
やめてまだ中身は言わないで、と応酬しあい、
かにの乗ったピザを食べた。


グループフルーツサワーを飲んでいるうちに
だんだん朦朧としてきたところで
今日はオシマイ。


ああ、もっと
いっぱい実のある話もしたような
全然しなかったような。


下北まんが道
本年度第一回不定期会合の夜だった。