エレキングと三沢
アホほど寝たかと思うと
まったく眠れない。
そんな日を交互に繰り返している。
時差ぼけを脱するまでは
もう少しだけ時間が必要みたいだ。
「週刊モーニング」を購読しているが
隅から隅まで読んでいるわけではなく
何気なく読み飛ばしてしまっている作品も
少なくない。
大橋ツヨシ「エレキング」は
そういう不幸な作品のひとつだったが、
連載4百回記念だかのカラー扉には
手が止まった。
その表紙が
亡くなったプロレスラー三沢光晴への
トリビュートになっていたからだ。
今週の表紙を取った山田芳裕「へうげもの」も
もちろん素晴らしい作品だけれど、
この「エレキング」の扉には、ぐっと来た。
こっちでもよかったんじゃない?
「エレキング」の
タイトルの由来は
ウルトラセブンに出て来る怪獣ではなくて
カーネーションのアルバムタイトルからなのだそうだ。
そのセンス、捨て難い。