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なにかあり/とくになし

「じみへん」って今年で20年なんですね

ライヴの打ち上げで話していて、
「スピリッツ」で愛読しているのは
中崎タツヤの「じみへん」だというひとに会った。


あの枯淡漫画のファンだというひと、
その存在自体は珍しくない。


だが、
そのひとから聞いた事実は
結構衝撃的だった。


「最近、ようやく『じみへん』全巻を揃えたんですよ」


え?
今も人気連載中の漫画だもの。
コミックス全巻揃えるなんて、
簡単なんじゃないの?


それが「じみへん」の場合は
事情がかなり違った。


コミックスは
ある時点までは1巻、2巻の数え方で出ているのだが、
21世紀に入ったあたりから
そうした通常の通し番号が消滅する。


ためしにちょっと調べてみると、
「じみへん(たたき売り)」
「じみへん中濃」
「じみへん(しぼり汁〈生〉非熱処理)」
などなど。


しかも
すでに絶版の巻もあり、
中古価格が高騰しているものもある!
「じみへん(たたき売り)」が結構高い!


今年で連載20年を迎えた長寿漫画に
そんなことが起こっていたとは知らなんだ。


ちなみに今月末には
最新刊の「じみへん 自由形」が出るという。


急に楽しみになってきた。