好物の遺伝子

好きな漢字二文字の熟語を
瞬間的に答えよ。

好物！

それが、ぼくの答え（09年7月18日時点）。

というわけで好物の話。

夏になると
朝から冷そうめんというパターンを
ぼくは好む。

子どものころは
カレー、ミートソース、唐揚げが三種の神器で、
なんだ今も変わらんじゃないかと言われそうだが、
さすがに歳を取ってきたせいか
このところ肉や油に体が負けることがある。

そんなとき、
体があの白い細麺を求めるのだ。
ねえ、良平さん、
あたし、ちゅるちゅるしたいの。
何故か体の中の声は女性……。

父親の大の好物が冷そうめんであり、
その遺伝子が顕在化しているのだろう。

冷やし中華が苦手なこともあって、
渋谷の近所にうまい冷そうめんを食べさす店はないものかと
夢想している。

ああ、ただそこに
でーんと盛ったそうめんが欲しい……。

……と、ここまで書いて、
中野の弟も以前にそうめん愛について
切々と語っていたことを思い出した。

あった、あった、ここだ。

もう一回ぐらい書いてたはず。
あった、あった、こっちだ！

かくして
そうめんの遺伝子の強さは
次男と三男によって証明された。

夜、
恵比寿の駅前食堂にてDJ。

ひさしぶりにツマが一緒に行くというので
こっちだこっちだと
さも知ったかのように角を曲がるが、
あっさり道に迷う。

2本ほど筋を間違えていた。

調布の方でやる花火大会とバッティングだとかで
店に着いたときはびっくりするほど空いていたが、
そのうちあれよあれよと満席に。

気持ちよくレコードかけさせていただきました。
お呼びいただき、ありがとうございます。

年下ながら尊敬する馬場正道さんが遊びに来てくれていた。
レコードの修羅道を進むという意味で
彼以上のむこうみずなチャレンジャーを今のところ知らない。
文体も好きだ。
今度、とある携帯ウェブで毎週連載を始めるそうだ。

彼なら二文字熟語は
何と答えるだろう？