おそろしいCDを買いに
真夜中に届いたメールに
「久保田麻琴の「スケッチ・オブ・ミャーク」が
おそろしい」
と書いてあった。
素晴らしい、ではなく
おそろしい。
それは危険な推薦文ではないかと
居ても立ってもおられず渋谷タワーレコードに向かう。
しかし、
2F(日本フロア)の久保田さんのコーナーには置いてない。
おかしいなあ……と思い調べ直すと、
Blue Asia名義での作品だった。
ワールドミュージック扱いということで
5Fに向かうことになる。
5Fにはデーン!と試聴ブース付きで
コーナーが特設されていた。
「スケッチ・オブ・ミャーク」には
サケロック伊藤大地がドラマーで参加している曲がある。
試聴ブースでちょっと聴いたが
一瞬で大地くんとわかるドラムが鳴っていた。
しかし、
2Fに久保田麻琴コーナーがちゃんとあるのに
そこには置いてないっていうのも、おかしくないか?
文句ではなく、ただの疑問ですが。
そのくすぶりが妙な道連れを呼び寄せたのか
タワー内エレベーターに乗っていたら
いきなり中年男性が窓の外に向かって
中指突き立てるF●CKポーズ。
窓から見える渋谷37564的な勢いで
一緒に乗り合わせた数人に一時緊張が走ったが
男性は3Fの洋楽ロック・フロアで無事に降りられました、はい。
夜、
新代田に新しく出来たライヴハウスで
COMEBACK MY DAUGHTERS。
恥ずかしながらライヴは初めて。
開放感のあるグッドメロディに酔った。
アメリカのルーツミュージックを吸収しているんだけど
オヤジ的なタメがない(良い意味で)。
水泳で言えばクロールみたいな気持ちよいうねりを
バンド全体が生み出している。
今度、ベン・クウェラーと共演するそうだけど、
彼らみたいなバンドが受け皿になってくれるなら
日本の観客に見せてみたいバンド、結構いるよなと考える。