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なにかあり/とくになし

アリス・クッパ

先々週、先週に引き続きまして
かつて原作を担当した未発表ロック漫画を掲載します。
松永良平の責任において発表いたします。


先週、
残りはもう発表はやめますねと書いたのですが
「やめないで!」という声がひとつもなかったので
拙者、切腹したくなったのでござる。


では恥をしのんでもう一作……ドン!



2001年頃作成。©松永良平及び作画者に属す。


……こ、これは、さすがに。


焼肉ネタであれば
カルビス・コステロプレスリー)ってのも
考えておけばよかったかもしれない……。


今考えたけど、
ビートニク焼肉ってのもありか。


ギンズバーグやケルアックがよなよな通った
幻の鉄板焼肉(路上で)。
焼肉でもごもごとポエトリーしたり
「うまい!」と吠える、したりしている……。


はあ……、起き抜けなのでゆるしてください。


それでもまだ残りの一作を読みたいという方は
どこかでそっとわたしに耳打ちしてください。


とぼとぼ……(暗がりに去る)。


気を取り直して
ヨ・ラ・テンゴの新作「ポピュラー・ソングス」を聴こう。
タワーでCDを手に取り
最後の3曲が9分、11分、15分の大曲だと知った瞬間に
アナログ盤の方を買うことに決めた。


手元に届いたアナログは180グラム重量盤で
見開きジャケの2枚組。


思ったとおり
ディスク1に比較的短めの曲を集め、
ディスク2には2曲と1曲という構成。
アナログ盤としては
マザーズ・オブ・インヴェンションの「フリーク・アウト」と
ほぼ同じ構成ということになる。


レコードのラベル部分が
4面ともそれぞれ違うデザインになっていて
それだけでも買った甲斐があった。


ラストを締める
15分の「アンド・ザ・グリッター・イズ・ゴーン」みたいな曲の聴き方は
CDやiPodで残り時間を正確に確認しながら聴くのではなく
いつ終わるのかおぼろげにしか読めない
ぐるぐるまわるレコードの螺旋に
身を任せて聴くべきだ。


薄闇と不安に満ちたアルバムなのに
聴いたあとの寝付きがいい。
それもこのグループの
かけがえのない存在理由だと思う。