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なにかあり/とくになし

バリバリのバリウム伝説

昨日(15日)は年に一度の健康診断。


健康診断と言えば
あれ。


バリウムという白くぬめった液体を飲む。
ああ、難儀。


子どものころに母親が笑いながら言った
バリウム飲むと
 白いのが下からも出るからな、あっはっはっは」を耳にして以来、
いつか自分も白いのを出すときが来るんだ……と
恐怖と期待の入り交じった気持ちになったことを思い出す。


あ、すいません、
お食事中の方はごめんなさい。


しかし、
期待に反して
大学卒業後も、まともな就職を体験しなかったため
まともな健康診断というものからも縁遠かった。


人生で初めてバリウムを飲んだのも
去年が初めてだ。


バリウムそれ自体も
ぬらっとした感触で違和感きわまりないが、
その前に飲まされるソーダ剤というのが凶悪。


胃の中でバリウムを膨らますために飲むのだが
胃袋がふくらんでもゲップをしてはまかりならんと
先生はおっしゃる。


その苦行の中、
巨大な機械に載せられて
上に下に横に斜めにとぐるぐる回され
挙げ句にゃロボット・ハンマーみたいなのがにゅっと出てきて
ふくらんだお腹をギュッギュッと押す……って。


医学って
このあたり、もうちょっと進歩してもいいと思います!


それと
もうひとつ困るのは
検査後に母親が言ったとおり
白いのが体内から生成されるのだが、
それ、かなり固いんです……。


通常の「大」レバーでは流れないため
我が家ではバケツの水を使用するはめに。


母親も「白い」ことは教育してくれたけど
「固い」ことまでは教えてくれなかったなー。


以上、
バリバリのバリウム伝説でした。


今日はようやくバリウム地獄からも解放されたので
ツマと夕方から散歩をした。


川べりを歩くと
結構な数のひとがウォーキングをしている。


散歩が日課のツマは
あのひとも、あのひとも、あ、あのひとも知っているよと言う。


さしずめ
カワベリング・ウィルベリーズ
……たとえが古くて狭くてダジャレでどうしようもない。


カワベリング・ウィルベリーズのメンバーは
どこか深刻というか
まじめな顔をしたひとたちが多い。


せめてぼくはにこやかな顔をして歩こう。
バリウム地獄も終わったことだしさ。
今夜はうな丼だって言うしさ。