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なにかあり/とくになし

必殺つるべ落とし!

つるべ落としを深く感じたあたりで秋になって夏を忘れていく……、
さて、そんなときに思い出す曲は何でしょーか?


なんてことを
知り合いがブログに書いていたので
とっさの反応でメールした。


「秋の日はつるべ落とし」という
忘れ難い一行目を持つ曲と言えば、
小坂忠の歌う「つるべ糸」でしょ。


なんて、
思い込み過剰だし、
選曲が地味すぎるし、
自分で一番に挙げておいて
その曲の入ったアルバム、
今、手元にないし。


「つるべ糸」が重要なのは
この曲の作詞作曲が鈴木晶子という女性であること。


アレンジャーの矢野誠と結婚して姓を変え、
下の名前も晶子の字を「顕子」に変える女性が
若いころに書いた美しい曲。


彼女自身が歌う「つるべ糸」は
アルバム「いろはにこんぺいとう」で
「やませ(東風)」というタイトルになっている。


“つるべ”とは
井戸から水をすくうための手桶(バケツ)のことで
漢字では“釣瓶”と書く。
手を放すとするすると下に落ちてゆくことから
秋の夕日は“つるべ落とし”とたとえられる。


今日は一日家で原稿を書いていたが、
確かに気がつかないうちに
あたりはもうまっくらになっていた。


必殺つるべ落とし!
おそるべし!
腹減った!


ちなみに
件のブログの主からは
まだ正解とも不正解とも返事がない。


そして
その「つるべ糸」収録のアルバム「ほうろう」を買おうとして
某アマゾンにて商品ジャンルを指定せずに検索したところ、
出てきたのは
これだった!


これ、“落ち”になりますでしょうか。