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なにかあり/とくになし

セプテンバー・イン・ザ・レイン

ネット上に散らばっている安い(というか無料の)占い。
そんなもの気にするつもりもないが
見るのは好きで
試しにやってみることも少なくない。


数え年でいうと
今、ぼくは前厄なので
今年も含めた3年間の生活には注意しなさいと
親族からも言われたりするし、
はたして人生二度目のわるい星回りはどんなものかいなと
いろんな占い師のご意見をうかがったりするわけ(無料で)。


ある占いでは
今年の9月は特によろしくないという。


なるほど
9月は心してかかろう。


と思っていた割には
何だか心もとないまま
それなりににぎやかに9月は進行していった。


しかも
その締めくくりの30日に
パルテノン多摩クレイジーケンバンド全国ツアー
「ガール!ガール!ガール!009」初日を見るという幸運。


これからはじまる全国ツアーということで
詳細は伏せるが
頭の中が感動でいっぱいになりながら
同時にまっしろになってゆくという
CKBでなくては得られない素晴らしく稀有な体験をした。


思えば
1999年9月に
原宿クロコダイルでまだ5人編成だったCKBを目撃してから
ちょうど10年がめぐった秋になっちゃったのだった。


しかし
多摩センターは阿佐ヶ谷からは遠い。
たっぷりメニューのCKBを見終えてから
ダッシュで我が家に戻ろうとするも
オーノー、京王線は鈍行ダー!


とは言え
電車は急いでくれないので
ツマから借りた末井昭「純粋力」(ビジネス社)を読む。


小雨の中
やっとこさ家に帰り着くと
さすがにツマはケンマクであった。


多摩センターの遠さを見くびったぼくの
帰宅自己申告時間をはるかにオーバーしていたのだ。


やっぱり……
9月の最後の最後に待っていたのは
これだったのか。


しゅんとしおれていると
背後から迫る人影。


「これ、飲んで」


振り返ると
ビタミンの錠剤と水を持ったツマが笑っていた。


時計を見ると
ちょうど12時。


おお、9月の最後に救われた。
やっぱり9月はわるくなかった。
いやむしろ9月はよかったよ。


こうしてぼくは
どこかのだれかが勝手に不運と決めつけた
2009年の9月を乗り切った。


乗り切った記念に
ブログをもうひとつ開設します。


これは松永良平の仕事録です。
以前はどこそこでこういう仕事をしたという記録を
当ブログにも掲載していたのですが、
いつしかやめてしまっていたのです。


ところが、
最近「どこで何を書いているのか」
 という質問をときどき受けるようになり、
公表しておくことも必要かと思い直しました。


とりあえず
本日9月30日分より始めます。


こちら
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