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なにかあり/とくになし

蓮実さんからのお届けもの

楽家蓮実重臣さんから
贈りものをいただいた。


蓮実さんからのお届けものは
いつもうれしい。
それは蓮実さんの
新しい作品が出来たことのお知らせだからだ。


今年は5月にも
蓮実さんがサントラを担当した
私は猫ストーカー」という映画のご招待をいただいている。


今回は
それに続くサントラの新作のお知らせだった。
なんと蓮実さんにとって初めてのアニメ作品で、
タイトルは「ささめきこと」。


あ、知ってる。


いつも行きがけに寄る本屋で
この原作は気になっていた。
担当者の趣味なのか
それとも根強い人気なのか
目立つところにではないけれど
ずいぶん長いこと平積みになっているのだ。


アニメの方は
テレビ東京で毎週水曜深夜2時過ぎの放映ということで
近頃ぐっと朝方のぼくは見れません。


しかし
蓮実さんが担当したこのサントラを聴いたら
話は別という気分になった。
それほどこれは素敵だ。


サントラという性質上、
短い楽曲が多いのだが、
何かを語りそうでいながら
説明にはかたよらずに
多面的に心をくすぐり、
ふわっと宙に浮いているのに
メロディの余韻がじわっと残る
ぼくの考える蓮実サウンドの真髄がある。


電子音もストリングスも
女子コーラスもあって
ささやかに手の込んだ豪華さもある。


PACIFIC 231の「MIYASHIRO」をこよなく愛する者にとって
とてもうれしいマスターピース感がある。


ささめきこと」のサントラ盤は
「ささめきおと」という。
制作者の方のたっての希望で
蓮実さんが指名されたのだそうだ。


水曜夜の夜更かしを
少しぐらいはしたっていいだろう。
どうせ「あらびき団」と「深夜食堂」で1時くらいまでは起きてるじゃないか。


you tubeにテレビ放映時の動画でも落ちてはいまいかと
検索してみたが有効な当たりがなく、
しかたがないので
ガリガリガリクソン
金剛山頂上での早朝サイン会動画(最低です)でも見ようかと思ったら
「今、蓮実さんを聴いてるんだから!」と
ツマにしかられた。


しごく当然です。