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なにかあり/とくになし

Flash車返DISC団地

「デイジーワールドの集い」の続きというか
この日の物販に登場していた
グッドラックヘイワの新作
Flash車返DISC団地」(ギャラクティック)は
かなり痛快な作品だった。


新譜といってもアルバムではなく
新曲3曲と
ライヴ映像3曲の2枚組で
ライヴ会場と通販のみで入手可能な限定盤。


ライヴ映像は
去年のスペシャルな顔ぶれのときの模様。


パッケージにも
「考えるひまなんかあるかい!」ってくらいの
やみくもな瞬発力があるのがいい。


いろいろと溜め込まないで
不意打ちでどんどん
こういうリリースをする方が
野村卓史にとっても
時代の流れにとっても
あっているような気がする。


新曲もよかった。
2曲目の「てくてく様」は
デイジーのライヴでも披露されていた。


3曲目の「床シンセ」みたいな
緻密に考え抜かれたようでいて
ある種の気の抜け方が見えるような電子音楽
もっと聴きたいなとも思った。


友情で結ばれたキーボードとドラムスだから出来る
肉体的でスリリングな対決もいいけれど、
気の合うふたりのだらしないダベリみたいな要素が
きっとこの音をもっと近しくしてくれる。


深夜に浮かんだくだらないダジャレで
意味も無く笑いが止まらなくなる。
そんな感じがするアルバム・タイトルは
ぼくとしては大歓迎なのだ。